機動戦士ガンダム

総監督: 富野善幸  企画:サンライズ 
キャラクターデザイン:安彦良和 メカニカルデザイン:大河原邦男
原作:矢立肇、富野善幸 制作:名古屋テレビ・創通エージェンシー・サンライズ

                             主なCAST

アムロ:古谷徹 シャア:池田秀一 セイラ:井上瑤 ブライト:鈴置洋孝
ミライ:白石冬美 カイ:古川登志夫 ハヤト:鈴木清信 フラウ:鵜飼るみ子
ギレン:田中崇 キシリア:小山まみ ドズル:長堀芳夫 マ・クベ:塩沢兼人
ガルマ:森功至 デギン:永井一郎 マチルダ:戸田恵子 スレッガー:玄田哲章
ランバ・ラル:広瀬正志 ララァ:藩恵子 テム:清川元夢 レビル:池田勝

                      

第1話
ガンダム大地に立つ! 宇宙世紀0079――スペースコロニー“サイド3”はジオン公国を名乗り、地球連邦に独立戦争を挑んできた。劣勢に陥った連邦軍は“ガンダム”を中心とする新鋭モビルスーツの開発を急ぎ、“サイド7”で運用テストを行っていた。その動きを察知したジオン公国軍のシャア・アズナブル少佐はモビルスーツ“ザク”を偵察に差しむけるが、新兵ジーンが軍功を焦って暴走し、砲撃を開始した。民間人の少年アムロ・レイもその戦火に巻き込まれてしまうが、親しい人たちの危機にガンダムの操縦席に乗りこみ、ザクに立ち向かう!
第2話

ガンダム破壊命令 アムロの活躍によって、ザクは撃退された。だが避難民たちを受け入れた軍艦ホワイトベースは、廃墟と化したサイド7から待避せざるを得なくなっていた。正規軍人の大半は死傷し、生き残った少年少女たちが協力して脱出準備を進める。一方のシャア少佐は、機密を求めてサイド7内に潜入していた。少女セイラ・マスに見とがめられ、彼女に妹の面影をみて驚愕するシャア。パオロ艦長からガンダムを任されたアムロは、逃亡するシャアに向かって攻撃をしかけるが、戦いは予期せぬMS同士の激しい銃撃戦へと発展していく。
第3話
敵の補給艦を叩け! サイド7から逃げのびたホワイトベースは、連邦軍の小惑星基地ルナツーへと進路をとった。機密入手をあきらめないシャア少佐は、パプア補給艦から物資を受け取ろうとしていた。その瞬間こそが反撃のチャンスだと、ホワイトベースの士官候補生ブライト・ノアは、ガンダムとコア・ファイターを出撃させる。当初アムロはブライトに反発を感じたものの、素人とは思えぬ的確なガンダムの操縦で、奇襲攻撃を成功へと導いていく。だがシャア少佐のザクは、“赤い彗星”の名に恥じない猛攻をかけ、ガンダムを追いつめた!
第4話
ルナツー脱出作戦 ようやくルナツー内部へと到着したホワイトベースの一行を待っていたのは、ワッケイン司令による厳しい措置であった。連邦軍のモビルスーツという最重要機密に触れたブライト以下の少年たちは幽閉され、ガンダム他の新兵器も封印されてしまう。だがそのとき、シャア少佐が部下を引き連れてノーマルスーツでルナツーへと乗り込み、機雷爆破で戦艦マゼランを転倒させ、港を封鎖してしまった。あわてふためく連邦軍。アムロはブライトと協力して脱出し、反逆罪を覚悟の上でガンダムを再起動しようと試みるのだが……。
第5話
大気圏突入 ホワイトベースは地球へ降下し、南米の連邦軍本部ジャブローに向かうことが決まった。だが大気圏突入という、重力に身を任せて落下すれば機体が燃え尽きてしまう危険な関門が待ち受ける。2分とはないこの絶妙なタイミングで、シャア少佐は専用のザクに乗りこみ、部下のザクを率いて宿敵へと猛攻を開始。随伴したサラミスの突入カプセルは戦闘不能にされてしまう。護衛のために出撃したアムロのガンダムは、新装備のガンダム・ハンマーで立ち向かうが、戦闘によるタイムロスは敵味方を共に窮地へと追い込んでいく……。
第6話
ガルマ出撃す 大気圏を突破したホワイトベースに、ジオン公国軍のガウ攻撃空母と戦闘機ドップの編隊が襲いかかる。指揮官はザビ家の末子ガルマ・ザビだ。アムロは疲れた身体に無理をおしてガンタンクで出撃、地対空砲撃で空襲を牽制しようと試みるが、今度は戦車マゼラ・アタックの地上部隊が砲撃をしかけてきた。ブライトはアムロをガンダムに乗り換えさせ、巧妙な敵包囲網の突破を図る。刻々と変化する戦況と周囲の身勝手さにいらだつアムロ。ようやく出撃できたものの、地球の重力はガンダムにさらなる苦戦を強いることになる……。
第7話
コアファイター脱出せよ 孤立したホワイトベースは、コア・ファイターを弾道軌道に乗せて射出し、敵陣を飛び越すことで連邦軍本部との直接連絡をつけようとしていた。アムロが着々と出撃準備を進める一方で、地上に降りられぬことに焦った避難民の老人たちが、人質をとって暴動を起こした。だがアムロは、自分のやるべきことをするだけだとフラウに告げ、格納庫へと向かう。猛スピードで射出されたコア・ファイターを察知したシャアは、ドレンを引き連れてコムサイで迎撃に出る。だが、コクピットのアムロは急加速によって失神していた……。
第8話
戦場は荒野 ホワイトベースはグレート・キャニオンを通過し、セント・アンジェに近づきつつあった。亡き夫の故郷がそこにあるというペルシアとコーリーの母子をはじめ、避難民の一部がそこで地上に降りたいと願い出た。それを理由に、ブライトはジオン公国軍へ休戦を申し出る。避難民を乗せたガンペリーは不時着を装って煙を吹き、密かにアムロのガンダムを地上へと降ろすことに成功した。続いてカイのガンキャノンが地上へ降下し、敵を引きつける。湖の背後からガンダムが挟撃するという、ブライトの巧妙な作戦がスタートした。
第9話

翔べ!ガンダム たび重なる出撃に、アムロは心身ともに疲弊しきっていた。ささいなすれ違いが積み重なり、ついに戦闘を拒絶してしまうアムロ。一方、姉キシリアに対する体面を気にしたガルマは、自ら戦局を打開しようと戦闘機ドップの編隊を率いて出撃を開始していた。ブライトは任務を拒否するアムロに活を入れようと平手打ちをするが、アムロを逆上させる結果を招き、互いに激しい口論となってしまう。だが、ブライトの捨てゼリフのシャアという名前に反応したアムロは出撃を決意、ガンダムを使って驚くべき戦法を見せるのだった。
第10話
 
ガルマ散る ジオン公国軍が占領したニューヤーク市。その官邸では政財界の要人を集めてパーティーが開催されていた。前市長エッシェンバッハの娘イセリナとの恋をはぐくむガルマの姿を、シャアは冷ややかな目で見つめる。市内にホワイトベースが潜伏したと報告を受けたガルマはガウ攻撃空母で出撃し、絨緞爆撃をかけていぶり出そうとするが、成果はあがらずガルマの焦りをつのらせる。シャアは友のためにとザクによる地上攻撃を申し出て、ガンダムとの交戦を開始した。だがそれは、シャアによる恐るべき陰謀の幕開けであった……。
第11話
イセリナ、恋のあと ジオン公国の首都ズム・シティでは、ガルマの死を知ったザビ家一族が集結していた。一方、亡きガルマの執務室を訪問したイセリナはダロタ少尉に懇願し、ガウ攻撃空母によるホワイトベース追撃に同道する。ガンダムとガンキャノンがガウの翼に飛び乗って攻撃を開始するが、シャアのルッグン偵察機による爆撃でホワイトベースは推力を失い、地上へと不時着する緊急事態に陥った。乱戦の中で活躍を続けるガンダムの姿を見たイセリナは、ガルマの死への怨みをこめて操縦桿を握り、ガウをガンダムにぶつけようとするが……。
第12話
ジオンの脅威 ジオン公国でガルマの国葬が大々的に行われようとするのと同時に、猛将ランバ・ラルがホワイトベース討伐の任を帯びて戦艦ザンジバルで降下してきた。戦い疲れたアムロは神経をすり減らしてしまい、イセリナに「仇」と呼ばれたことを虚ろに回想する。ホワイトベースはザンジバルの追撃を振りきることができず、ブライトはガンダムに出撃命令をくだしたが、アムロの虚脱はひどくなるばかりだった。強引に射出されたガンダムの前に凶悪な影が立ちはだかる。それはランバ・ラルの新型モビルスーツ、グフの姿であった。
第13話
再会、母よ・・・・・ ホワイトベースにもつかの間の休息が訪れ、アムロもコア・ファイターで母の待つ故郷に立ち寄っていた。だが、自宅には荒れた連邦軍兵士が上がりこみ、周辺にも戦火の爪痕が深く刻みこまれていた。ようやく避難民キャンプで母と感動の再会を果たしたアムロは、見回りのジオン兵をやり過ごすため病人になりすます。そのとき、ブライトの出した緊急コールが兵の注意を引きつけた。自己防衛のため銃撃するアムロだったが、その結果は母の叱責を招いてしまう。アムロは激しい断絶を感じながら戦いを続けるのだが……。
第14話
  
時間よ、とまれ 補給部隊のマチルダ中尉は、レビル将軍の意図をブライトに伝える。連邦軍は欧州の大作戦が控えているため、当面はデータ収集を兼ねて独自に動けという指示だった。翌朝、襲撃を受けたマチルダのミデア輸送機は、ガンダムのおかげで脱出に成功するが、それは敵パトロール部隊のクワラン曹長たちの計略であった。小型飛行兵器ワッパでガンダムに接近し、爆弾を取りつけていく兵士たち。シールドの爆発で仕掛けに気づいたアムロは帰投し、周囲の見守る中で爆弾を解除すべく孤軍奮闘するが、時限装置は冷たく時を刻む……。
第15話
ククルス・ドアンの島 連邦空軍からの緊急信号を受け、アムロはコア・ファイターで近くの島へと向かった。不時着した戦闘機を発見し瀕死のパイロットに応急手当を施すアムロに、敵意を抱く3人の子どもが近づき、ドアンと呼ばれる男がザクで現れた。ザクに撃墜されて傷ついてしまうアムロ。手当をしてくれたロランという少女に最初は反発を感じたアムロだったが、次第にドアンに興味を抱いていく。ドアンはジオン軍の脱走兵であった。子どもたちの親を殺して以来、罪の意識に囚われて追っ手を避けながら島で子どもたちを育てていたのだ。
第16話
セイラ出撃 中央アジアを西へ進むホワイトベースにレビル将軍から伝令が届いた。キシリア配下のマ・クベ部隊を叩く大作戦参加のため5日以内にカスピ海を渡れという。しかし塩が乏しくなっていたホワイトベースは、シルクロードの塩水湖へ迂回することにした。それを狙い、ランバ・ラル隊がモビルスーツを展開して接近してきた。格納庫へ向かったアムロたちは、ガンダムで無断出撃するセイラに驚く。初の実戦で思うように任せず当惑するセイラ。ラルの部下コズンはその不慣れな様子を見逃さず、ガンダムに格闘戦をしかける!
第17話
アムロ脱走 アムロの才能は、みんなに頼りにされるようになっていた。捕虜のジオン兵コズンは、隠し持った爆薬で独房の鍵を破壊して脱出するが、セイラが大声を出したため、窮地に陥った。同時に前方からミサイルが飛来し、アムロにガンダム出撃が命じられる。だが、慢心したアムロは独断で乗機をガンタンクに変更していた。アムロの前にはラルのグフが出現し、戦力差に後退を余儀なくされてしまう。ガンダムに換装してシミュレーションどおりの戦いを試みたアムロだったが、それは実戦の厳しさを体感する結果を招いてしまう……。
第18話
灼熱のアッザム・リーダー フラウ・ボゥは脱走したアムロを連れ戻そうとバギーで追うが、説得はすれ違いに終始してしまった。逃亡を続けるアムロは、ジオン軍の鉱物資源採掘を預かるマ・クベ大佐と月面基地グラナダから視察に来たキシリア少将のいる鉱山基地を発見した。これこそオデッサ=デイの目標と思いこんだアムロは、ガンダムによる攻撃を独断で開始した。奇襲を受けたキシリアは、巨大兵器アッザムのテストを兼ねてマ・クベと出撃する。金属粉リーダーと放熱磁場により、ガンダムの表面は一瞬のうちに4千度もの高熱に覆われた……!
第19話
ランバ・ラル特攻! アムロが食事をとっていたレストランに、ランバ・ラルが兵を率いて入ってきた。同行の女性ハモンはアムロに好意を抱いて食事を余分にオーダーしたが、理由がないと謝絶するアムロ。ランバ・ラルも好感を持ち始めたとき、フラウ・ボゥが歩哨に捕らえられて店内は緊張に包まれる。だが、ラルはアムロの勇気に敬意を表して放免した。フラウ・ボゥがあとをつけられたと気づいたアムロは、あわてて隠したガンダムを起動してホワイトベースに急行する。アムロ対ラル、ガンダム対グフの壮絶な一騎討ちが始まろうとしていた!
第20話
死闘!ホワイト・ベース アムロは独房に入れられてしまった。ランバ・ラルは必ず攻撃してくると予言し、艦を降りるとまで言うアムロの不敵な態度に、思わず殴りかかるリュウ。ブライトとアムロの人間関係に不満を抱いたハヤトやカイたち4人はバギーで逃亡し、艦内はバラバラになっていた。滞る補給に見切りをつけたランバ・ラルは、ゲリラ屋本来のやり方に戻って小型戦車キュイに乗り白兵戦を挑んできた。強敵と思いこんでいたラルたちは、突入した艦内が少年兵ばかりで戸惑いを隠せない。混乱の中、ラルはセイラと鉢合わせしてしまうが……。
第21話
激闘は憎しみ深く ラル亡き後、ハモンはタチ中尉ら仲間とともに使命を完遂することで、その想いに応えようと出撃を決意した。リュウは重傷の身でありながらブライトや独房のアムロのところに赴き、人間関係の修復を試みる。ハモンたちは乏しい兵力で弱い部分を一点突破する「錐の戦法」を開始した。ようやくアムロは牢から出され、コア・ファイターで出撃する。ガンダムへ空中換装したアムロは、接近するカーゴの自爆を察知して阻止を試みる。カーゴを押し返そうとするガンダムの背中に、ハモンはマゼラ・トップの砲口の狙いを定めた!
第22話
マ・クベ包囲網を破れ! 点在するマ・クベの鉱山基地を撃破しつつ、ヨーロッパへ進むホワイトベース。ようやく連帯感の生まれた少年たちは、着実な戦果をあげるようになっていた。しかし、過労に耐えきれなくなったブライトは、高熱を発して倒れてしまう。ホワイトベース接近に成功したマ・クベの兵たちは、ミノフスキー粒子射出口とECM発信機を爆破。無防備になったホワイトベースはドップ編隊の接近を許してしまった。しかし、ブライトに代わって不慣れな指揮をとるミライは、状況把握と経験の不足から、戦闘に大混乱を招いてしまう……。
第23話
マチルダ救出作戦 マ・クベの罠にかかり、ホワイトベースは不時着した。不安な面持ちで補給を待つミライに対し、ブライトは艦長代理を正式に依頼する。ヨーロッパ前線基地に到着したレビル将軍はホワイトベースを高く評価し、エンジン修理とガンダムのパワーアップ用メカGファイターを送り届けることをマチルダに指示する。この情報はスパイのエルラン中将を通じてマ・クベの知るところとなり、ミデア輸送隊はド・ダイYSに乗ったグフ三機編隊の待ち伏せを受ける。あこがれのマチルダ救助にはりきって出撃したアムロだったが……。
第24話
迫撃!トリプル・ドム マ・クベの危機に際し、キシリアは新型モビルスーツ“ドム”と黒い三連星を送るよう指示していた。一方ホワイトベースでは、補給部隊のマチルダ中尉が少年たちに大人気となり、カイの提案で記念写真が撮影されるほどだった。アムロはマチルダの人柄に深い感銘を受ける。セキ技術大佐の指揮で修理が進む中、黒い三連星の乗るドムがホワイトベースに迫る。Gアーマーのパイロットに指名されたセイラは、戸惑いながらもガンダムと出撃。しかしドム3機はジェットストリーム・アタックを仕掛け、ガンダムを翻弄する!
第25話
オデッサの激戦 Gファイターをテスト中のアムロは、連邦軍機がジオン軍から離陸する光景を発見して驚いた。後を追ったアムロは移動司令部ビッグ・トレーのエルラン中将にスパイの存在を告げる。裏切者の本性を現したエルランはアムロに銃を向けたが、駆けつけた連邦軍兵士に身柄を拘束された。ついにオデッサ作戦は発動され、両軍とも持てる物量を最大限に投入して激戦を繰りひろげる。スパイの発覚によって想定外の窮地に陥ったマ・クベは、切り札として南極条約で禁止されている水素爆弾の使用をほのめかしてレビルを恫喝するが……。
第26話
復活のシャア オデッサ作戦で深く傷ついたホワイトベースは、北アイルランドの補給基地ベルファストで修理を受けることになった。スパイの少女ミハルからその情報を受け取ったのは、あの赤い彗星のシャアであった。キシリア配下となり、潜水艦中心のマッド・アングラー隊を率いて活動を開始していたのだ。潜水艦ユーコンから水陸両用モビルスーツ“ゴッグ”が発進、上陸して連邦軍の地上部隊と激しい交戦を開始した。アムロはガンダムの新兵器ハイパー・ハンマー、Gブルで立ち向かうが、ゴッグの分厚い装甲に苦戦を強いられる。
第27話
女スパイ潜入! 軍人になることを嫌ったカイは、艦を降りることを決意した。行くあてもなく街に出たカイは、前に基地で声をかけてきた少女ミハルと再会した。彼女の自宅で幼い弟と妹のために懸命なミハルを見て事情を察知したカイは、それとなくホワイトベースに関する情報を流してやる。ミハルはさっそくマッド・アングラー隊に連絡をとったが、シャアはミハルに新型モビルスーツ“ズゴック”の攻撃による混乱に乗じ、ホワイトベースへ潜入するよう命じる。ミハルの家から去ったカイは、ホワイトベースの苦戦が気になり始めていた。
第28話
大西洋、血に染めて 潜入したミハルは、艦内偵察中にカイに発見されてしまった。ミハルを自室にかくまって情報を教えるカイだったが、その直後にシャア配下のフラナガン・ブーンがミハルと接触し、撤収していった。ミハルの存在を明るみに出せないため、どうすることもできないカイ。シャアに報告を終えたブーンは、新鋭モビルアーマー“グラブロ”で海中からのホワイトベース襲撃を開始した。子どもたちまで襲撃の巻き添えとなっていることを目撃したミハルは、自分の行為に重い責任を感じてしまい、カイとガンペリーで出撃するが……。
第29話
ジャブローに散る! 南米ジャブローの地球連邦軍本部へとたどり着いたホワイトベースだったが、敵マッドアングラー隊に追跡されていた。シャア大佐は新型モビルスーツ“ゾック”を受領し、第一次攻撃隊を発進させる。さらにジオン公国軍の大編隊がジャブロー上空に接近し、無数のモビルスーツを降下させて総攻撃を始めた。戦乱の中でアムロは、連邦軍のMS“ジム”を素早い動きで仕留める赤いズゴックを発見する。シャアの機体だ! ホワイトベース整備にあたっていたウッディ大尉は、婚約者マチルダの愛した艦を守ろうと出るのだが……。
第30話
小さな防衛線 シャア大佐のズゴックは、アカハナたち特殊工作員のモビルスーツ“アッガイ”を率いてジャブロー地下へ潜入を開始する。連邦軍に正規に編入されたアムロたちだったが、同時にカツ、レツ、キッカらの処遇が問題になった。育児センターを嫌った3人の子どもたちは脱走してジムの工場へと逃げのびるが、まさにそこを爆破しようと暗躍していたジオン軍工作員たちと鉢合わせし、縛りあげられてしまった。小さな勇士たちは懸命に縄を切り、時限爆弾をひとつ残らず取り外そうと奮戦するが、爆破予定時刻が迫ってくる……。
第31話
ザンジバル、追撃! ジャブローから宇宙に発進する主力戦隊から敵の注意をそらすため、囮のコースへ先発するよう命じられるホワイトベース。同時に補充要員としてスレッガー・ロウ中尉が加わった。シャア大佐はすかさず戦艦ザンジバルで宇宙へ追う。途中で囮と見ぬいたシャアであったが、逆に追撃戦をしかける好機と判断し、トクワン大尉の乗る高速モビルアーマー“ビグロ”とリック・ドム2機を発進させた。アムロとセイラのGメカが迎撃に出るが、ザンジバルは浴びる砲火をものともせずに突入していく。その危機を救った者とは……。
第32話
強行突破作戦 デミトリーは試作モビルアーマー“ザクレロ”でトクワン大尉の仇討ちに出たが、Gアーマーで高速戦闘に対応したガンダムの敵ではなかった。シャア大佐は戦艦ザンジバルでホワイトベースを追撃しつつ前方に位置するキャメル艦隊と連絡をとり、元部下のドレン大尉に迎撃を依頼した。スレッガー中尉もGファイターで出撃し、リック・ドム編隊との交戦が始まる。艦隊戦に集中していたドレンは、ガンダムを見失ったとの報告を聞き不安に陥る。察知されないよう直上から接近したガンダムは、旗艦キャメルのブリッジに襲いかかった!
第33話
コンスコン強襲 ドズル中将はシャアの無能さを証明しようと宇宙要塞ソロモンからコンスコン機動部隊を派遣した。Gアーマーは謎のモビルアーマー“ブラウ・ブロ”を撃破し、ホワイトベースは中立国家サイド6の領空へ入ることができた。入国査察を担当するカムラン・ブルームはミライの元婚約者であったが、彼女はカムランの歓待に冷淡な反応を示す。ダウンタウンへ出たアムロもまた、行方不明になっていた父テム・レイと再会する。しかし、父は酸素欠乏症で脳障害を起こしたように見え、アムロは衝撃と哀しみのあまり嗚咽する……。
第34話
宿命の出会い サイド6からの出港を迫られるホワイトベース。父に別れを告げようとバギーを走らせたアムロは、豪雨を避けて寄った湖のコテージで、白鳥を見つめる不思議な少女と遭遇する。父と別れ戻る途中、アムロは悪路にバギーを立ち往生させてしまった。その窮状を救ったのは、サイド6に入港していたシャア大佐だった。横で微笑むのは湖畔の少女ララァ・スンである。コンスコンを牽制しようとカムランは自家用宇宙艇の随伴を申し出るが、ミライはそれを拒絶する。その頑なさを破ったのは、スレッガーの平手打ちであった……。
第35話
ソロモン攻略戦 ついに連邦軍はソロモン攻略戦を開始した。ホワイトベースは元ルナツー司令ワッケインの艦とともに先鋒となって進攻する。ビームとミサイルが入り乱れる過酷な戦場。連邦軍はジムに加えて簡易モビルスーツ“ボール”を出し、物量戦を展開する。先鋒艦隊が持ちこたえている間に、ティアンム艦隊の主力はサイド1の空域にミラーを配置していた。太陽光を反射して焦点を形成し、ソロモンを焼きつくす。連邦軍の切り札ソーラー・システムの威力であった。突破口の開かれたソロモンに向け、モビルスーツ隊は進撃を開始した。
第36話
恐怖!機動ビグ・ザム ソロモン攻略戦の中、ミライはGファイター被弾のため一時帰投したスレッガー中尉を出迎える。彼女の涙にすべてを悟ったスレッガーは、「今の自分の気持ちをあまり本気にしない方がいい」と微笑みながら、母親の形見と称する指輪を託す。そして二人は唇を重ねるのだった。追いつめられたドズル中将は、自らモビルアーマー“ビグ・ザム”で応戦する。ビームを歪曲し強力なメガ粒子砲を放つビグ・ザムの威力に、連邦軍兵士は震えあがった。そしてソロモン放棄を決意したドズルは、ビグ・ザムで連邦軍主力艦隊への特攻を開始する。
第37話
テキサスの攻防 ソロモン陥落後、ホワイトベースはテキサス・ゾーンの暗礁空域に向かった。だが、マ・クベ大佐は自分用のMS“ギャン”に乗り、ガンダムを仕留めて上司キシリアに報いようと行動を始めていた。同時にシャアもテキサスを訪れ、フラナガン博士の立ち合いのもとでララァと新型モビルアーマー“エルメス”の実験を行おうとしていた。マ・クベは幾重にも罠をしかけてガンダムをコロニー深部へ誘いこむが、近づくアムロの心を察知したララァは、ときめきを感じてしまう。シャアは新型MS“ゲルググ”で戦闘に介入するが……。
第38話
再会、シャアとセイラ ガンダムにゲルググで襲いかかったシャアは、着実に射撃を回避するパイロットをニュータイプだと確信する。動作不良に陥ったゲルググを捨てて、シャアは脱出を図った。ホワイトベースはテキサスコロニー内へ進入、アムロの捜索に出たセイラのバギーの前にシャアが現れ、二人は再会を果たす。シャアの本名はキャスバル、セイラの本名はアルテイシア。この兄妹は、ニュータイプ思想を掲げたジオン・ズム・ダイクンの遺児だった。父を暗殺したのはザビ家だと考えたキャスバルは、復讐のためにジオン軍に入っていたのだ……。
第39話
ニュータイプ、シャリア・ブル 地球連邦軍はソロモンをジオン本国侵攻の最終拠点に改造していたが、「ラ……ラ……」という謎の声とともに見えない敵の襲撃が続発して工事を妨害する。ララァの乗るモビルアーマー“エルメス”のニュータイプ能力による攻撃であった。ジオン公国でも通称「木星帰りの男」シャリア・ブルがニュータイプと認定され、ギレン総帥の命を受けてキシリアのもとに向かっていた。ブラウ・ブロを受領し、出撃するシャリア・ブル。だが、アムロはガンダムの背後からのオールレンジ攻撃を着実に回避し、一気に反撃に転じていく。
第40話
エルメスのララァ 連邦軍技術部のモスク・ハン博士は、ガンダムの関節に新技術マグネット・コーティングを施し、応答速度の向上を試みていた。ジオン公国では月のグラナダと宇宙要塞ア・バオア・クーの間を最終防衛線と定め、本土決戦に備えてスペースコロニー“マハル”の住民を強制退去させていた。父のデギン公王から「ヒットラーの尻尾」と皮肉を言われ、眉をひそめるギレン総帥。ララァの戦果に自信をつけたシャアはエルメスを実戦に投入するが、2隻の戦艦を瞬時に沈めた異常な強さに、味方のパイロットが恐怖を覚えてしまった。
第41話
光る宇宙 デギン公王は、自ら戦艦グレード・デギンを出港させて和平交渉に乗り出した。だが、ギレンはその動きを察知していた。キシリア艦隊と第13独立艦隊は交戦を開始、ララァのエルメスはアムロのガンダムに直進する。サイコミュ誘導されたビットはオールレンジ攻撃でガンダムを包囲するが、アムロはコントロール系を読んで次々に撃破していく。先鋭化する二人の意識は共鳴し、思惟が直結して会話となっていく。思わず二人の間に割って入るシャア。ガンダムがゲルググにとどめを刺そうとした瞬間、ララァは意外な行動に出た。
第42話
宇宙要塞ア・バオア・クー 直径6キロに及ぶコロニーレーザー兵器ソーラ・レイの光は、デギン公王とレビル将軍ともども連邦軍主力艦隊の約半数を蒸発させてしまった。指揮系統と戦力を失って混乱した連邦軍艦隊だが、ルザルを旗艦として残存戦力を結集し、ア・バオア・クーへと進撃を開始する。空母ドロスで迎撃するギレン総帥。キシリアと要塞に到着したシャアは、自身のニュータイプの可能性に懸けて未完成のMS“ジオング”で戦場に出ていった。ギレンが指揮をとる司令室に入ったキシリアは、総帥の真意を探ろうと慎重に質問を重ね始める……。
第43話
脱出 連邦軍のモビルスーツ隊はア・バオア・クー内部へ侵攻をかけていく。ホワイトベースも直撃を受けて要塞内で停止、白兵戦が展開する。ガンダムもジオングと相討ちになり、大破してしまった。機体を捨てて真に倒すべき敵を認識するアムロの前に、シャアが生身で立ちはだかった。銃を撃ち剣で殺しあう、宿命の二人。妹のセイラに別れを告げたシャアは、兵を見捨てて逃亡するキシリアを葬り去り、その戦いに決着をつけた。爆風に流され、絶望的な状況の中でアムロはガンダムの残骸を発見し、遠くで戦う仲間の姿を見る……。


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