イモリとは?

イモリ(アカハライモリ)は日本固有の両生類です。

カエルのようにシッポの無い無尾目、サンショウウオのようにシッポのある有尾目も両生類で、イモリはシッポがあるので有尾目に属します。

見た目の形はトカゲのようです。
特徴的なのはお腹の赤い模様で、コレが赤腹井守(アカハライモリ)の由来でしょうね。
日本中に生息するようですが、この模様は産地により微妙に異なると聞きます。
産地により固有の模様があるのであれば安易に放流すると「種」の保存体系が乱れます。
飼えない、飽きたからと言って逃がすのは止めましょう。

両生類とは、古代に魚類が陸に上がるように進化した生物で小さな頃(幼体)には魚と同じくエラで呼吸をし、大きくなると肺で呼吸をします。(オタマジャクシがカエルに成長する所を想像すると分かりやすいですね)
もちろん、皮膚からの呼吸も可能です。
自分で体温の調節ができず(変温動物)、自分で温かい場所で身体を温めたり暑ければ冷たい場所へ移動したりしませんと体調をくずします。
寒ければ身体の動きは鈍くなります。

また、皮膚の表面はヌメッとした粘液におおわれ皮膚呼吸を助けます。
この粘液は同時に皮膚を守るためのモノでもあり乾燥してしまうと死んでしまいます。(魚に近い仲間だから)
皮膚自体は魚とは異なりウロコを持ちませんし、羽や毛も生えていませんから非常にデリケートな肌です。
ですからトカゲ(爬虫類)などとは違い、水場から離れた場所では生活できません。

イモリも飼育下でも、よく陸場に上がりますが元々はジメジメした場所の方が落ち着くようです。
皮膚は見た目は黒っぽい色で多数の顆粒と横シワでおおわれ、なめらかな感じではありません。

イモリの身体

イモリは4本の脚を持ち、前の足は指(らしきもの)が4本、後ろ足は5本。
カエルのように水カキはありません。
陸場を4本の足で歩きますが、あまり歩行は得意では無いようです。
ただ、全身が粘液におおわれていることもありガラスなど垂直な所でも登って行きます
また、驚くべきことにイモリの足が切れても再生するそうです。

シッポは全長と比較すると長く、泳ぐ時には左右に振りながら泳ぎますが見てますと泳ぐこともそれほど得意には見えません。(シッポもトカゲ同様に切れても再生する)

目は普通に付いてますが脳の容量が少ない(苦笑)のか反応はとても鈍いです。

耳も一応は付いているようですが、これも聞こえているのかいないのか・・苦笑
ただ、目の後方にある耳腺は盛り上がっており有毒物質を分泌するようです。
赤い腹部やイモリの行動がトロイ(笑)のは毒ヘビと同じく標識色の一種であり、この毒性物質を出す耳腺に守られている面も多々あるようです。

鼻は目や耳に較べると発達しているようでエサなどを探す時も目よりは嗅覚を頼りにしている感じです。
エサを認識してからも相変わらず「ボ〜」っとしていますが食べる時だけは素早く口を動かします。(我が家の場合ですが・・)

イモリの毒

上に少し書きましたがイモリには毒を出す器官があり自然下では赤い腹の警戒色と、この毒のおかげで他の生物から食べられてしまう事が避けられているようです。

この毒は猛毒で知られるフグの毒と同じテトロドトキシンに近い、もしくは同じ組成の物質であると言われますが自然採取の個体でなければ毒性は有っても弱く飼育下ではそれほど心配する必要も無く、イモリに触ったら必ず手を洗う習慣をつければ問題ないと思われます。
生物に触ったら手を洗う、これはイモリに限った話しではありません。
カメ(ミドリガメ:サルモネラ菌)など飼育環境が悪く水が汚れていればバイ菌の繁殖地になりますから。

イモリの習性

自然下では薄暗い場所(私は田舎へワサビを採りに行った時、大量に見たことがある)に生息しているようですし水の流れが緩やかで、どちらかと言えば暗い時(夜)に活発に活動するようです。

また、飼育下では習性ではありませんが脱走に注意が必要で水槽などで飼育する場合は必ずフタ(通気性の良いもの)をしませんと飼育容器の壁面を登り外へ出てしまいます。

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