両生類・イモリの進化、歴史

イモリ(両生類)の祖先は魚の仲間(魚類)になります。ここではイモリの進化の過程についてふれます。
参考:動物大百科12・両生類・爬虫類(平凡社)

飼育中のイモリ・オスとメス

現在知られている最古の両生類としてデボン紀(恐竜が活躍するジュラ紀よりはるか以前)にグリーンランドの淡水堆積層(地層)で発見されたイクチオステガやアカントステガ等があり、いずれも約3億6000万年前のものだそうです。

ちなみに爬虫類(カメやトカゲ)は約3億年前に両生類(イモリ・カエルなど)から進化し両生類が棲めない乾燥地域に分布を拡げ、約2億5千年前になると海中にも分布域を拡げたようです。

人間が「化石人類」と呼ばれ登場する700万年前より、はるか昔から存在したわけですね。

イクチオステガ・イメージ画 最古の両生類の1種・イクチオステガ(我が家の長女が描いたイメージ画)

これら初期の両生類の祖先として最も可能性の高いのは総鰭類(そうきるい)の魚であり、ヒレには陸上脊椎動物(4足動物)の肢骨(しこつ)と対応する骨があった。
そのうえ、総鰭類には肺があり一部には内鼻孔(陸上脊椎動物の特徴を示すもの)を持つものもあり口を閉じた時や外鼻孔が水面上に出ている時には肺に空気を送り込むことが出来たそうです。

上記のイクチオステガは間違いなく両生類であったが同時に魚に似た多くの特徴も残していたようです。
例えば、魚のエラぶたを、ほおへ結びつけていた骨の痕跡、骨質の鰭条に支えられた尾ヒレ等。

このイクチオステガは完全な両生類の状態に達しており、従って本当の意味での初期の両生類(最初の陸上脊椎動物)の化石は現在、発見されておらず詳細は不明との事です。

魚類から両生類への進化をもたらした幾つかの要因として、

1:デボン紀の温暖な沼地の水は浅瀬で特に酸素が乏しかった。
2:水中には多種多様な魚類などが住み、生存競争が激しかった。
3:よって、陸地は水中より安全な場所となりえた。

などが考えられているようです。

三畳紀(恐竜全盛の少し前で1億9000万〜2億2500万年前))にはワニも真っ青なくらいの大きな両生類もいたとの事。

ディアデクテス・イメージ画 水の浮力が無い重力下で暮らせる丈夫な脊柱・骨格

上記画像のディアデクテスは3メートルほどの大きさ。

こんな大きさのイモリがいたら可愛い??


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