カメの飼育用語


ここではカメを飼う時によく使われる用語について私なりに少し説明します。


・配合餌(人工飼料)

カメ用に作られたエサ。水棲カメであればレプトミン(商品名)などが代表的でホームセンターのペットコーナーなどでも容易に入手できる。 栄養のバランスを考えてあり、このエサを基本食として与えておけば問題ないと思われる。
我が家のミシシッピニオイガメはレプトミンが主食でコイのエサ(スイミー)なども食べます。

・生餌

自然下のカメは小魚や貝、エビ、水草などを食べている。飼育下でもカメの食欲が落ちた時などに与えると食欲が戻ることもありメダカ、エサ用金魚、コオロギ、ミルワーム、ミミズ、ダンゴムシ等、お店で買えるものや自分で採取し与えてみるのも良い。
我が家ではメダカ、ダンゴムシ、コオロギ、ミミズ、ヌマエビ、タニシなど何でも食べます

・分類

カメの種類を指すときに使われるが全ての分類を知る必要はないものの自分の飼育するカメが、どんな種類なのかを知っておくと特徴が分かるので調べてみるのも良いでしょう。
ミシシッピニオイガメならドロガメ亜科・ニオイガメ属で同じ分類にカブトニオイガメやヒメニオイガメなどがいます。

・サイテス(CITES)

ワシントン条約のことで「絶滅のおそれがある動物、植物についての国際取引きに関する条約」
T、U、V に分けられTに指定されている種類は絶滅に瀕する種であり個人レベルで飼育できるものはありません。
ミシシッピニオイガメは現在特に指定されておらず普通に飼育できます。

・外来生物法

生物の生態系を守るために作られた法律。 特定外来生物に指定ばれたものは飼育できません。
カメならカミツキガメなど。 ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)は原産国がアメリカで本来なら日本の川や池で見られてはいけない種類であり要注意外来生物リストに記載されています。飼えないからといって川などに逃がすのはやめましょう。

・疾患・病気

カメでも病気にはかかります。主な病気と予防方法は、コチラを参考にしてみてください。

・ヒーター

通常は熱帯魚の飼育で使われる水中で使用するものを指す。
阪神大震災ではヒーターの空焚きが原因で火災に至った例もあるようです。
現在のものは「空焚き防止装置」が付いているものが多いのですが取り扱いには注意が必要。
我が家では26度固定式のオートタイプのヒーターを使用しています。

・ホットスポット(バスキングランプ)

甲羅干しをするカメのために陸場を暖める場所。通常はバスキングランプと呼ばれるライトで陸場を照らし気温を30度前後に保つ。
ミシシッピニオイガメの場合、少なくとも我が家では甲羅干しをしませんので私は設置していません。

・紫外線(UV)

詳細はカメと紫外線を参照。
ミシシッピニオイガメの場合、紫外線の要求量が低いようで幼体以外であれば紫外線ライトは必要ないかもしれません。

・冬眠

カメは爬虫類(変温動物)であり温帯産のカメ以外は冬になると冬眠する種類が多いです。
飼育下での冬眠には賛否両論があるようですが冬眠をする種類なら冬眠をさせても良いですし、致死率の危険性を考え通年加温飼育させるのも良いです。但し、冬眠させる場合は秋口くらいからヒーターなどで加温せずカメの体内に消化物が残らなくしてからにしましょう。
ミシシッピニオイガメの場合、生息分布域が広く生息環境により冬眠するものもあれば仮眠程度のものもいるようです。
我が家の場合は通年加温飼育にしています。

・脱皮

カメは脱皮をくりかえし大きく成長します。 手足やクビの周りなどに「ビラビラ」した透明感のある薄皮が付くことがありますが皮膚病と見分けがつかない場合もあります。(皮膚病の場合、写真などを見ますと白く膿んで膨れた感じ)
甲羅も脱皮しますが、種類によって甲羅の1枚(1ブロック?)がそのまま「ベリッ」とめくれる種類(ミドリガメ等)と、垢のようにポロポロと細かく脱皮する種類(クサガメ等)があります。
我が家のミシシッピニオイガメは甲羅がポロポロとめくれるタイプで知らない間に甲羅が大きく成長しました。
皮膚の脱皮に関しては、やはり幼体から亜成体の頃が激しかったと記憶しています。 脱皮の場合、注意して見れば飼育容器の水中に脱皮片を発見することができます

・夢精卵

繁殖と冬眠は密接な関係にあるようですが大人のカメになるとメスは交尾をしなくても産卵します。
有精卵であれば孵化して子ガメが産まれますが夢精卵は孵化しません。
余談ですがカメの場合、有精卵の置かれた温度環境でオス・メスの産み分けができるようです。

・背甲

甲羅のことです。

・腹甲

お腹側の甲です。
ミシシッピニオイガメ(ニオイガメ属)は腹甲がヌマガメなどに較べて小さいのが特徴の一つです。

・甲長

書籍などでは「甲長○センチ」などと紹介されることが多いようです。
文字通り、甲羅の長さであり全長とは異なります。

・CB

養殖のカメを指します。CBに対し、WCは野生のカメになりWCの成体ですと人に慣れるのが遅かったり、配合餌をなかなか食べなかったり当初の世話が大変かも・・・ 通常、ペットショップで売られる子ガメはCBでしょうね。

・座敷カメ

室内で放し飼いにすること。 半水棲のカメの場合、水場をしっかり設置しませんと難しいかもしれません。
私は衛生面やカメの健康面からお勧めはできませんが、良く懐き可愛いようです。
ミシシッピニオイガメは、ほぼ水棲ですので皮膚の乾燥に弱く座敷カメ化は無理だと思います。

・巨頭化

一部のカメ(ニオイガメやクサガメ)では頭部が大きくなることがあり、ニオイガメの場合ですと貝類など固いものを食べることでアゴが発達し巨頭化されると言われますが詳細は不明です。
ミシシッピニオイガメはミドリガメなどに比べ、もともと頭は大きくクビも長いです。カブトニオイガメも頭部は大きく手足が短く感じますので姿を見ているとユーモラスな感じを受けますね。

・トロ船

セメントなどをこねるための容器。 丈夫で大きいために飼育容器として重宝されているようです。

・サプリメント

カメ用の栄養補助剤で各メーカーからビタミン剤などが発売されています。
カメが弱っている時などに与えるくらいと考えておけば良いと思います。 与えすぎは逆効果になるので注意が必要。
我が家の場合はカルシウム剤(炭酸カルシウム)を時々エサにふりかけるくらいです。

・シェルター

カメは臆病だと言われています。 そのために隠れ家を設置する場合に使われる道具をシェルターと呼びます。
市販品もありますが子ガメの時にしか使えない大きさの商品も多く、流木、レンガなどを組み合わせ自分で作るのも良いでしょう。 シェルターの役割として「日よけ」に使う場合もあります。
我が家の場合、シェルターは設置したことがありません。これは、複雑なレイアウトにするとカメがレンガの隙間などに挟まってしまい溺れる可能性もあるからです。シェルターに限らず、飼育容器内のレイアウトは複雑(ゴチャゴチャ)にしない方が良いでしょうね。

・黒化

クサガメのオスなどは成体になり年数が経過しますと全体が黒くなり顔の模様も消えます。

・アルビノ

突然変異種のことでマニアの間では高値で取引きされます。 普通の個体に比べメラニン色素がないので色が抜け落ちた感じになります。 一般個体に較べますと少し虚弱な場合が多いようで若干飼育に気を遣うようです。

・キール

甲羅に走る線。 
ミシシッピニオイガメは幼体の時に3本のキールがありますが成体になると消えます。

・ベアタンク

飼育容器(水槽など)の底面に砂利など、何も敷かずに飼育する状態
我が家ではこの飼育方法を採用しています。何も敷かないのは殺風景ですが砂利などを敷きますとカメのフンなどが混ざり水換えの時に洗うのが大変ですし衛生面を考えてこちらの方法にしました。

・エアレーション

エアポンプ(ブクブク)を使用し水中で泡を発生させること。 カメは肺呼吸ですが飼育水をエアレーションすることで水に酸素が供給され水の腐敗を予防する役目があります。
我が家でもエアレーションはしており何もしない状態と較べますと、かなり効果があります。

・フィルター

飼育容器に設置することで水をキレイな状態に保つための濾過器具。水槽上部に設置する上部フィルターや壁掛け式のタイプ、飼育容器から離れた位置に設置する外部フィルター、底面、内部等、いろいろなタイプのフィルターがあります。
我が家では外部フィルターに投げ込みフィルターの組み合わせです。 水の量が熱帯魚のように水槽満杯まで水を入れることが無いので水位に関係なく設置できると言う理由と音が静かという理由です。

・濾材

フィルターに入れ、水の汚れを防ぐためのモノ。 ウールマットや活性炭、リング状のセラミック製のもの、大磯砂、麦飯石など多くのモノがあります。
我が家では外部フィルターの濾材に粗めのスポンジとリング状のモノを組み合わせて入れています。
外掛け式のフィルターはカートリッジタイプで中には活性炭が入っています。
水族館のような大きな施設では砂を大量に用いているようです。

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