カメの病気
簡単にですがカメの病気の症状と予防を記載します。(参考:カメの家庭医学 著者:小家山 仁)
病気になったら動物病院へ行くことが一番ですね。
病気・症状 | 予防 |
鼻炎(鼻水、鼻詰り) | 適切な温度管理を行う |
肺炎(鼻炎を放置すると口をあけて苦しそうに呼吸する) | 適切な温度管理。幼体の場合、昼夜の温度差をつけない。 |
胃腸障害(下痢、嘔吐) | ストレスを与えない。古いエサは与えない。 |
口内炎(食欲不振等) | 口腔内を傷つけるようなエサは与えない。(魚の背びれ等) |
異物摂取(下痢、傾いた泳ぎ等) | ビー玉などカメの飲み込めそうな異物は置かない。 |
便秘(目安として1週間以上ウンチが出ない) | バランスの良いエサを与え、水をキレイに保つ。 |
タマゴ詰り(初期は落ち着きなく、やがて不活発になり食欲低下) | 産卵前の不適切な飼育環境、飼い主のいじりすぎなどのストレスを避ける。 |
脂肪肝(後肢の付け根部分に脂肪の塊、元気消失等) | エサの与えすぎに注意。運動不足にさせない広さの確保。 |
ビタミンA欠乏症(目が腫れ、進行すると全身浮腫) | バランスの良い配合餌を与える。生きた魚を丸ごと与える。 |
チアミン欠乏症(食欲低下、運動失調、神経障害) | 長期冷凍保存された魚などチアミナーゼを含むエサを頻繁に与えない。 |
代謝性骨疾患(四肢の変形、骨折、甲羅の軟化) | 日光浴をさせ、カルシウムを含むバランスの良いエサを与える。 |
ビタミンD過剰症(食欲、元気消失。臓器機能障害) | ドッグフードなどカメにとり、ビタミンDを過剰に含むエサを与えない。 |
皮膚炎(細菌、真菌感染により全身に及べば死に至る) | 完全水棲種以外は甲羅干し用の場所を設け水はキレイに保つ。 |
甲羅の感染症(甲羅の剥離、潰瘍) | 清潔な飼育環境、細菌繁殖の場になる砂利などは使用しない。 |
外部寄生虫(ダニ、ヒルなどの寄生) | 新しくカメを飼った場合、全身をよくチェックし複数飼育はしない。 |
乾燥による皮膚障害(尾や指先の壊死、甲羅の未発達) | 半水棲カメを部屋で放し飼いする場合、1日中カメが乾燥した状態にさせない。 |
咬傷・外傷(身体に傷を負う) | 複数飼育などによる咬み合い、飼育容器内に石や流木のレイアウトに注意する。 |
熱傷(やけど) | ヒーターには直接触れないようにヒーターカバーなどを付ける。 |
脱皮不全(脱皮が上手く行かず脱皮片が皮膚に付着) | 適切な飼育環境を整える。 |
目の病気(結膜炎、角膜炎等) | 適切な水質管理を行う。 |
白内障(目の白濁) | 老化によるもの以外なら冬眠時の温度管理などを適切にする。 |
落下事故 | 衝撃による内蔵へのダメージは外見以上に大きいため飼い主が十分に注意する。 |
日射病・熱射病(呼吸が乱れ、泡を吹く。ぐったりする。) | 気温が高くなる夏などでは日光浴に十分注意し高温下にカメを置かない。 |
中耳炎(側頭部が腫れ、進行すると鼓膜に穴が開いたりする。両耳の場合、拒食することもある) | 適切な飼育環境を整える。 |
糞食(永久リサイクル・・笑) | フンは出来るだけ取り除く。ストレスが原因で無い場合はエサの量を増やす。 |
藻などの付着(例:蓑カメ) | 甲羅の表面から下の組織まで藻が侵入すると細菌感染のおそれが出るので軟らかいスポンジ等で洗浄する。 |
冬眠に関するトラブル(エサを食べない、目が腫れて開かない、動かない等) | 体力のない子ガメなどは冬眠させない。十分な栄養をとらせる。 |
溺水(溺れて窒息死) | 飼育容器内に余分なものは置かず、カメが挟まらないようなレイアウトにする。 |
以上、簡単ですが載せておきます。
基本的には適切な飼育をしていれば問題は無いと言うことでしょうか・・^^
カメでも人間でも健康を保つ秘訣は同じかと・・私も肥満には気をつけないと^^;