カメと紫外線・日光について


カメは日光(紫外線)をあびる事で体内でビタミンD3を作り出し、カルシウムの代謝・吸収を行います

あの、大きな甲羅や骨などはカルシウムを含むエサを食べるだけでは発達できないんですね。
つまり、バランスのとれたエサ(カルシウムも当然含まれます)を摂取しても紫外線に当てないと健康を損ねる種類が多い。
紫外線がどれだけ必要なのかはカメの種類により異なりますがミドリガメ・ゼニガメなど近所の川や池などで日向ぼっこをしている姿が見られるようなカメには紫外線が必要なのでしょう。
日向ぼっこは前述しました甲羅の育成などの目的の他にも皮膚病の予防なども兼ねているようです。


紫外線には UVA(波長315~400nmの長波長紫外線) UVB (波長280~315nmの中波長紫外線)
UVC (波長14~280nmの短波長紫外線)の3種類があり簡単に説明すればUVAが食欲増進、UVBがカルシウムの代謝、吸収
UVCは通常、オゾン層に阻まれ地表に届くことはありません。殺菌作用があり殺菌灯として利用されますが生物には有害であると考えておきます。
       

カメに必要とされるのはUVAとUVB、特にUVB(人間が日焼けする波長のもの)が大切。

これはUVAは室内の光が当たる場所であれば問題なく得られるのに対し、UVBがガラスやプラスチックを透過しないため、室内の窓際に飼育容器を設置しても窓ガラス、飼育容器ごしではUVBはほぼ得られないからです。


次に年間の紫外線量を少し・・

        

上記の表を見ますと紫外線の降り注ぐ量は6月夏至の頃からピークをむかえ、夏場が一番強く11月から翌年の3月くらいまでは弱い。

1日の中では天候や雲の量にも左右されますが10時~14時がピークになると言われています。

快晴時のUV−B量を100としたとき、日射量が本曇り状態の場合、快晴時の約18%薄曇は快晴時の約69%中程度の曇りの状態では約35∼52%と言うデータもあり、紫外線の強い6月(梅雨時)などは薄曇りでも10月の快晴時並みの効果は得られると考えても良いでしょう。

川や池などで見られるミドリガメ・クサガメなどを観察しましても納得できるデータですね。

さて・・・・太陽光の説明はこれで終りますが私も含めてカメを飼育される多くの御方は毎日カメを外へ出してあげることなど現実的には難しいかと思います。


上の画像のような紫外線ライトが各メーカーさんから発売されていますので設置しましょう。

メタルハライドランプ(水銀灯)やハロゲンライトなどでも良いのでしょうが効果の程が立証されている?と言う点で私は蛍光灯式のライトをお勧めしておきます。
但し、飼育種にもよりますが昔からの定番であるトルーライトなどのいわゆるソフトUVB(2.0)タイプのものは気休め程度と考えておいた方が無難であり、これ1本に頼ることは避けた方が良いでしょう。


極論になりますが所詮は太陽光に勝るものはなく、ライトを設置するのであれば必要と思われるスペックのライトより少し強めのライトを購入されても良いかと思います。(責任は持てませんが^^;)


最後に、カメを飼育する上で紫外線と密接な関係があるカルシウムについて少し。



何でもかんでもカルシウムと言うわけでは無く、配合餌を主食とするならビタミン剤などのサプリと同様適度に添加しましょう。
詳細は省きますがカルシウム剤を購入するのであればカメの代謝バランスを崩すおそれのあるリンやビタミンD3を含まない炭酸カルシウムを選択し、栄養バランスの良いエサと併用することをお勧めしておきます。


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