カメの飼い方・カメ飼育について私なりのアドバイス


私は爬虫類の専門家でも何でも無い「ただのカメ好きおやじ」なんですが、こんな駄文でも参考にしていただければ嬉しいです。
ただ、Web上の情報などは「話半分」くらいで、こと生き物の飼育方法は個体差や飼育環境等々、千差万別なので頼りになるのは最終的に「自分」の知識に加え経験・創意工夫と熱意なんだと私は思います。

インターネットは確かに便利ですが、生き物を飼う前に1冊くらいは飼育本を読む事を、お勧めします。

←一応、お勧めの飼育本

コチラのページAllAboutGoogleと言う所の専門ガイドさんや、Yahooのスタッフさんが「まぁ、いいんじゃね?」ってことでディレクトリに登録してもらってますから、あまり間違ったことは書いてないんだと思いますが・・
とりあえず、カメを買う前にココ見てくれる御方は簡単な説明ですが必要なことをサラッと書いておきます。
多少、厳しいコトも書きますが許してください・・笑

え〜とですネ・・まず、
カメが寂しいだろう・・と思い2匹、3匹と買うのは良いのですがカメは単独飼育が基本です。
子ガメ同士でもケンカをして弱いカメがケガをすることがあります。
初心者向けの飼育書には、あまり書いてないようなので最初に書いておきます。
と、同時に私の場合、冬眠や繁殖(子ガメを増やそう!)などの記載には安易に賛成は出来ません。

さて・・・本題です。

カメを飼うには最低限必要なモノがいくつかあります。

60センチのガラス水槽衣装ケース ← 私から、お勧めの水槽・特価品 

まずは飼育するための容器。
お勧めは60センチの標準規格水槽でしょうか・・数が出回っていますので比較的安い値段で購入できると思います。
よく、衣装ケースなどで飼育されてみえる方もみえますがコチラも手入れのし易さ(軽い)と価格面でのメリットがあるのでお勧めです。
ただし、水槽に設置する器具類(蛍光灯など)は基本的に60センチ水槽用のモノが多いので器具類の設置と水槽とは異なり横からカメが見えにくいという面で少し工夫が必要かもしれません。

大きさの目安は飼育容器1辺の長さがカメの甲長の5倍程度の幅。
水深は種類にもよりますが甲羅の厚みの3倍以上を目安にすればカメも立体的に動けるのでスペースが有効活用出来ます。
ただし、脱走などには注意してフタなどが必要であれば用意すること。
フタは容器を密閉状態にしないよう、通気性の良いものを用意してください。
カメは肺呼吸ですし、「蒸れる」という状態はカメの健康に良くないそうです。
カメの種類にもよりますが、子ガメを購入した場合は大きくなれば何センチくらいになるのか?は必ず確認して大きさに合った飼育容器を準備してください。

置き場所にも注意し、電源コンセントが近くにあり水が換え易い等々。
一度大きな水槽を設置しますと移動が大変ですのでよく考えてから設置してください。

窓際など直射日光がモロに当たる場所は夏場の水温が上昇しすぎる事もあるので注意すべきです。
人の出入りが頻繁な玄関口などはカメが落ち着かないのでコチラも避ける方が無難でしょう。


水温を26度前後に保つオートヒーターヒーターとサーモスタット     
←ヒーターカバー付き特価品

次に冬場にカメを購入した場合はヒーターを用意してください。
例えば体力の無い子ガメの場合、水温が低い・・もしくは中途半端(12〜15とかの温度)な水温ですと動くんですけどエサを食べません・・と言う結果になり最悪の場合、死なせてしまうことにもなりかねません。(カメは変温動物ですから外の温度=体温)
ヒーターはオート設定で26度くらいに常時水温を保つタイプのものとヒーター単体では熱湯になってしまうタイプがあります。
購入時には良く確認して「このヒーターはサーモスタットが必要です」みたいな記載がある場合は別売りで温度調節が自由に出来るサーモスタットと言う器具を購入すること!
高いモノではないので水温計やヤケド防止にヒーターのカバーもあれば安心ですね。
ヒーターカバーを用意できない場合は水槽内のレイアウトを工夫し、直接カメがヒーターに触れない工夫をして下さい。

カメは体温を自らの体内で作れず体温は外の気温や水温に左右されます。
夏場は無加温でも飼育できますが、場合によっては気温が高くなりすぎないように注意してください。
水温が30度を超えないくらいにしておけば良いかと思います。
冬場は逆に保温が必要となります。
水温は水中ヒーターなど用いて23〜26℃くらいになるように設定します。
陸場が必要な種類(ミドリガメ、クサガメ等)はスポットランプで陸場を照らし30前後度くらいに設定。
カメが甲羅干しを行って体温を高めます。


どこでも見かけるカメのエサ水棲カメのエサと言えば定番のレプトミン

最後に、食い物・・笑 当たり前ですがカメは生き物なのでメシを食います。ゴハン粒やカツオぶしなどでは栄養が偏り長生きできません。
これは人間でも同じですよね? 毎日コメだけ食べてたんじゃ健康を害します。
カメ用でお勧めなのはレプトミンと言うエサですが予算がなければ安いエサでも良いので出来ればカメ用のエサ(コイ用でもOKみたいだが・・)を用意してあげてください。

乾燥エビは、非常に嗜好性もよく喜んで食べてくれるのですが、
それのみではビタミンやミネラルの不足を招くので、
あくまでも補助的なモノだと考え、「主食」はカメ用の配合餌にすべきです。

カメのエサ・栄養素についてはコチラ


以上の3点は必ず用意すること!
子供さんがカメを買う場合や「ナンだか買っちゃった的」な場合でも上記3点は必ず必要です。


エアーポンプブクブク外部フィルター
エアポンプと、ブクブクはセットで購入します。            外部フィルター

←私のお勧め・外部フィルターのスタンダード

他にあれば良いモノとして金魚を飼う時などにブクブクと呼ばれている空気が出る機械(エアポンプですね)があると良い水の状態が保てます。
カメは水槽内の水を、そのまま飲むワケなので水は何時もキレイな状態が望ましいです。
予算に余裕があれば上部フィルターや外部フィルターを購入しますと水換えの頻度を減らすことが出来ます。

水換えは、頻繁にしましょう。
濾過器を取り付けた場合、見た目は透明の水でもアンモニアなどの有害物質はろ過されません。
「生物濾過」と言う言葉がありますがカメの飼育には無縁なものだと思っておいた方が良いでしょう。
濾過器は、「物理濾過」専門と割り切る方が水質も良く保てるかと思います。

カメと飼育水についてはコチラ

紫外線を出すライト保温用のライトで陸場を照らしますとカメが日向ぼっこします   
←お勧めの紫外線ライト

あとは紫外線を出すタイプのランプ(カメは日向ぼっこすることで体温調整と同時に紫外線を浴びて体内でビタミンを作る)やクサガメ、ミドリガメなら陸場を照らすバスキングライトも必要になるでしょうね。
バスキングライトについては専用の高価なモノは不要です、普通のライトで熱が出る(安くてもレフライトなら大概は出る)モノなら、それで代用できます。

UVA(波長315〜400nmの長波長紫外線)
UVB (波長280〜315nmの中波長紫外線)
UVC (波長14〜280nmの短波長紫外線)

カメに大切な紫外線はUVBと呼ばれる波長のもので、市販の専用ランプであれば少なからずこの波長を出します。
飼育する種類に合わせ、紫外線照射度の違うタイプのランプを選べば良いでしょう。
但し、ランプは定期的に交換しませんと照射量は落ちていきますので効果が得られなくなります。
一番良いのは太陽光に当てることですね。
直射日光を当てる場合は人間と同じで熱射病などにならないよう、気をつける事。
UVBはガラスや樹脂を透過しないと言われていますが天気の良い日に窓を開け、飼育容器を窓際に置くだけでも
ある程度は乱反射によって射し込む紫外線が得られます。

カメと紫外線についてはコチラへ


とにかく、生き物を飼うワケですから買う前に最低限必要なモノは用意すること!
人間でも家やアパートなど住む所は必要ですし、入居しても電気、ガス、水道、生活するのに必要な家財がなければ暮らせませんから・・笑


カメを飼う時に必要な予算はコチラへ


最後に水量について・・
これはドチラが良いとも言えませんが大きな容器で多い水量なら水質の変化や水温の変動はゆっくりになります。
反面、水換え(カメは大型熱帯魚並みに水を汚す)の時に大仕事になります。
水量が少なければ(例えば大きめのタッパーなど)毎日水を換える必要性が生じるかもしれませんが世話的には楽です。
私的には少ない水量で常に水質を良く保つのが理想ですネ。(そんな方法は無いのでしょうが・・笑)



(甲羅が隠れるくらい)

最初はこれくらいの水量で陸場はレンガなどで組むと手入れが楽です

(疲れて溺れる)

こちらは水量が多すぎてカメには迷惑な一例


だいたい、こんな感じでしょうか・・・以上で簡単ですが飼い方の説明は終わりです。
1からカメの飼育をされる場合、思ってる以上にお金が必要になると考えてください。
最低限必要な設備を整えてあげませんと飼い主もカメも不幸なことになりますからね。

簡単な質問集はコチラ  カメの病気予防についてはコチラ

補足するような必要があればメールなどでご連絡を下さい、対処しますので。。

以下は私のお勧め、初めてカメを飼う方向け。

←飼育セット ←ミシシッピニオイガメ
←カブトニオイガメ ←クサガメ(ゼニガメ)ニオイガメより飼育難易度は高いです。

で、せっかく同好の御方とお知り合いになれたのであれば積極的に交流をはかりたいと思う次第です。

カメを飼育してみえる御方と交流できるのは珍しいってか私がズボラなだけなんでしょうがWebならでは・・ですね。

何かの役に立てばと思い、我が家にミシシッピニオイガメが来た当時の出来事なんかを書きます。

もともと私はガメラとか恐竜が好きってこともありカメとの付き合いも長く、自室がボヤで焼ける前は色々な水棲カメを飼育してました。

カメを収集って言うとヘンですが興味を持つとイロイロな種類のカメが欲しくなるんですよネ・・笑
このあたりは熱帯魚やアクアリウムと同じです。

ただ、カメを多数飼いしてると手間がかかりますから飼育者としては失格なんでしょうが弱いものは仕方ない・・的な考えに至ります。
私の飼育方針がアバウトなのは、この当時の経験から来ているのかもしれません。

多くのカメを手放して久しぶりにカメを飼うかな・・と思い最初に飼うことにしたのがミシシッピニオイガメでした。
理由は 加藤進氏の著書「世界のカメ」で5つ☆(飼い易いという意味)で、大きくならないという理由だったからです・・笑
子供も大きくなり仕事も忙しくなりますと、カメだけに手間ひまはかけられません。
それに、どんなペットでも家族の同意は必要なワケで理解を得られてこそ飼育も楽しめるってモノですから。

他にトウブドロガメなどのドロガメも候補に上がりましたが、たまたま近所のホームセンターでミシニオイを見つけたので即決。

最初に見た時はビビリましたネ。
だって1円玉より小さいくらいのサイズ、しかも売れ残りで元気も無さそうだったから・・笑

まぁ、ホムセンの保管状態なんて言っちゃ悪いのですがお世辞にも良いとは言えない所ありますので、じっくり観察してみた。
目は閉じたままだけど触らせてもらったら(最後の1匹だった)動く。
甲羅も歪みは無い。
ならば、何とかなるカモ・・(欲しいが故の空元気です!)と思い購入。
私は運が良かったようで無事に育ちましたがカメを購入する時は飼育本に書かれているような注意点は厳守すべきだと思います。
例えソレが最後の1匹でも。

余談ですがカメを買う(飼う)前に飼育本を一冊購入することをお勧めします。(画像をクリックすれば購入可能)
飼育者としてペットの知識くらいは持っておくべきですからね。
私が前述しました基本的な飼い方なども本から学んだことばかりです。


さて、自宅に持ち帰り手持ちの90センチ水槽を28度(少し高めの方が良いと思った)に水温を設定してテトラ社から出てたレプチゾルと言うビタミン剤を数滴たらし様子見。



一晩放置したと思います。(温度が上がり活発になれば水くらいは飲むだろう・・と予想)
次の日に冷凍アカムシを与えると・・・食べました。
これで一安心。

多分、2〜3日はアカムシだけを与えていたと思います。
水深は3センチくらいだったかな?

水槽内をチョコマカと移動するようになったのでカメのエサの定番、レプトミン(当時はレプトミンスーパーもレプトミン顆粒もなかった)を細かくちぎり目の前に割り箸で落とす・・・数片(数えてた)を落としたまま放置。

何時間かは忘れましたが半日くらいかな?を経過した時点でチェックしたところエサの数が減っていた=食べたってことです。

残餌を取り除き数日これを繰り返したと記憶しています。

カメの生命力ってのは熱帯魚などと比べますと潜在的に強いようだと思う。
温度を上げて、気長にサプリ&エサ投与で余程弱ってない限り復活するんだと思いました。

エサさえ食べれば、あとは楽勝モード。
ポイントは水温と「そっと」しておくことです。(心配して構う=カメのストレス増加だと思う)

ここまでは濾過器を使うと余計な水流が出来てカメがエサを捕らえにくくなるのでエアレーションくらいに留めておく方が良いかもしれません。

ある程度エサを食べるようになったら子ガメのうちは食べるだけ与えても良いと思います、何せ成長期ですから。
但し、生餌しか食べない(CB個体なら在りえないと思う)と栄養が偏るので元気が出たらエサの間隔を空けてでも配合餌に慣らすべきだと思う。

ここまでこれば、濾過器もつけて(吸水口はカメが吸い込まれないように!)水質維持と水流を作ることで、ある程度カメが生息している環境を模倣しても良いと思います。
エサはもらえるワケですし自然下ではエサを探して動き回ることを考えて水深も少し深くしてカメの本能を引き出すべきかと・・
随分とスパルタ的な考え方ですがカメの生命力は強いので水質と温度さえ適正なら問題ないと私は判断しています。

限られた環境の中で自然の状態に近ずけるコトがカメ本来の魅力が発揮されると考えます。(適正温度下で食い物さえあればカメは育つ)

少し注意点だけ・・
冬場などは子ガメの場合、質量が軽い=体温維持が環境により大きく左右されるので水温の他に室内気温も考慮すべきかと思います。

カメは空気呼吸しますので水温が28度でも外の空気が0度だったとしたら温度差で体調を崩す可能性があるワケ。
レフライト・ヒヨコ電球で水槽内の空気を温める必要がありますね。
逆に夏場は室内ですと水温が30度を超えることもありますので天気予報を見て、場合によっては夏場でもヒーターを稼働させつつ室内をエアコンで22度くらいに保つ(電気代がもったいないケド)ことも必要です。
煮ガメが出来ちゃシャレになりませんから・・
補足ですがヒーターは定期的に交換したほうが安全だと思います(メーカーさんが推奨するほど頻繁に変える必要はないと思いますが私は過去に一度だけ煮ガメスープをこさえた経験アリ・・汗)

エサは夏場なら何でも食べますので、配合餌料を食べないようでしたらココで餌付けすべきですね。
我が家の場合、夏は庭でとれるダンゴ虫などを時々与えています。
通年、シジミの剥き身なども与えてますが夏場に採れたトカゲの子供を一口で食べたカメを見て、「オエッ!」と思いましたが「ウム、栄養満点!」なんて満足もしました。
秋にはコオロギ(オクやショップでは年中流通してますが)もお勧めです。

1匹を大切に飼う場合、ライトだの濾過器だの、エサ、サプリ等々、凄く手間をかけたくなります、私は。

設備、エサ、いろいろ考えてあげる事は生き物の命を大切にすると言う意味と自己満足を満たす意味で凄く楽しいですネ。

私も2匹のカメを大切に飼っていますが現在も試行錯誤の連続です。
生き物を飼うというのに終着点は無いのかもしれませんね。

ま・・気楽に行きましょう!


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