ミシシッピニオイガメと紫外線


ニオイガメ・ドロガメ系の情報は一般的なクサガメ、ミドリガメ(アカミミガメ)に較べると少ないですね。
ニオイ・ドロ系を昔から飼育している方は試行錯誤の連続だったようです。
私自身もニオイ・ドロ系では無いのですが、20年くらい前ですと「カメの飼育」情報自体が少なく紫外線ライト一つでもトゥルーライトと呼ばれる弱いUVBを発する器具がメインであり冗談では無く、「殺菌灯」(UVC)も短時間照射であれば効果は絶大などと言う情報が、まかり通っていたものです。

さて、現在はニオイガメの情報も簡単に得られるようになり飼育の基本は1冊手元に飼育書があれば飼育自体も難しいことでは無くなりました。
(未だ不明な点、未分別種等も多いのですが)

その中でミシシッピニオイガメやカブトニオイガメを飼育するにあたり用意して欲しい本が「ニオイガメ・ドロガメの医・食・住」
でしょうか。
他にもクリーパーと言う専門誌「9号、10号」はニオイガメ・ドロガメの特集で参考になりますが現在は入手が困難な模様。

画像の本は定価が1380円。
今(2009.6現在)でも入手は可能です、カメのことを想うなら是非1冊手元に置いて欲しい。
(別に私の手にお金が入るわけでも無いのですが、飼育する上でお勧めです)

内容はニオイ・ドロ系に特化され若干、商業主義的なニオイもしますが文字通り、ニオイガメについての「医」(病気の解説)、「食」(エサの種類、与え方)、「住」(飼育環境)について必要と思われる事は全て書かれています。

中でも、カルシウムとリン、ビタミンD3の関係などはニオイガメでなくとも知っておくべきです。

上の画像はゾウガメです。
この大きな身体を維持するのは大変でしょうね。
水族館で飼育されてるので健康そうです。
特に、飼育下で甲羅を美しく保つのは大変だと思います。

これを踏まえてミシシッピニオイガメと紫外線について少し考えてみます。

ミシシッピニオイガメは紫外線要求量が少ないと私は思っていますが、これは成体に関してであり幼体の場合は「???」です。
現在我が家で幼体と言えばカブトニオイガメ(半年経過)がいますが、UVライトは点けています。

「孵化後1年未満の幼体の場合、紫外線の照射不足から「代謝性骨疾患」(ようはクル病のこと)になり甲羅や手足が変形してしまう事がある。」

と、ニオイガメ系の飼育書などにも書いてあるので「基本は忠実に守る」べきかな?と思って実行してます。
おそらく、無くても普通に育つような気もしますが大切なペットを実験道具にしたくは無いから・・苦笑

ミシシッピニオイガメの場合ですと飼育後から4〜5年は一応UVライトを設置していました。
それ以降は適当(笑)
ここ1年ほどは直射日光どころか間接的な日光すら当たらない場所に飼育容器を置いています。
現在、2年半が経過したカブトニオイガメ(大)の方は飼育1年後からミシシッピニオイガメと同じような環境で飼育していますので最初の1年以降は、ほぼ日光(UVB)とは縁がない状態でしょうか・・
自然下では、カブトニオイガメはミシシッピニオイガメより日光浴を好むようです。(主に甲羅の形状から体温上昇のため・・とも言われていますが)

つまり、我が家の場合ですと紫外線を沢山照射(人工光)したのは圧倒的にミシシッピニオイガメの方が多いことになりますが、一般的にはカブトニオイガメの方が紫外線要求量は多いと言われてる気がします。
それでも我が家のカブトニオイガメ(大)は元気ですよ^^

と、言うことは・・ミシシッピニオイガメって本当に紫外線要求量が少ないんだナ・・と。

現在、この2匹は2週間に一度くらいのペースで飼育容器の水換えをする際に暖かく天気が良ければ30分程度(それ以下かもしれない)ベランダに出すだけですね。

ここで一つ、我が家の場合と言う限定付きですが結論。

「ミシシッピニオイガメは本当に紫外線要求量が低い。一応、幼体から1年まではソフトUVB(2.0)等を用意しても、それ以降は特に必要では無いかもしれない」

と、しておきます。

では、紫外線と密接な関係にあるカルシウムってど〜なの?・・と。

まず、普通に甲羅干しをするカメについては以前に私が書いた「カメと紫外線」を参照してください。

カルシウムとリンをバランス良く摂取し、紫外線(UVB)に当たることでビタミンD3が体内で作られるわけです。

レプトミン等の人工飼料であれば栄養のバランスは良くカメに必要なリン、ビタミン等は含有されています。
犬・猫用のエサですとリン、ビタミンDは過剰摂取になるようです。

カルシウムとリン、ビタミンD3、紫外線は微妙な関係があり、何が不足しても困るし、何が過剰になっても困る。(体調を崩す)

このあたりのバランスが非常に難しいようですね。

不足しがちなカルシウムを補う場合はリン、ビタミンD3を含まないカルシウム剤が良いでしょうか。
ビタミン剤系も過剰に与えるのは避けるべきですね。

これはミシシッピニオイガメでも同じかと思います。

・・なんですが、紫外線を多く必要としないミシニが、どのようにビタミンD3を得ているか?

私では分かりません^^;

ただ、私が想像するに自然下でもミシシッピニオイガメってのは体内でD3を生成する代わりに「捕食物」から得ている・・が妥当ですよね?

ミシシッピニオイガメだってカメですから、作らないなら「獲る」。

で、あれば飼育下で配合飼料のみ・・と言うのは栄養的にマズイ。

紫外線要求量が少ないぶん、飼育下でも生餌への依存度は高くなる・・・
(サプリも良いのですが分量バランスが分からない)
そんな気がします。

我が家の場合ですと、基本は配合飼料ですがメダカ、タニシ、エビ等の生餌も適度に(こればかりだと配合飼料を食べなくなるから困る^^;)与えています。

室内飼育でもUVライトは必須では無い。
代わりに、エサはバリエーション豊かに与えるべきかな?

で、今の所はこれで元気です。

2009.06

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