外掛けフィルターをカメ飼育用に改良してみる
画像多用で少しページが重いカモ^^;
我が家では現在ミシシッピニオイガメとカブトニオイガメの2匹を、それぞれ衣装ケースで飼育しています。
濾過器として使用しているのはテトラ社の外掛けフィルターで一番小さなタイプのものです。
水量が少なく、そのままでは水を吸ってくれませんので部屋に放置してある外部フィルターのホースを接続して吸水させています。
このフィルターは濾材がカートリッジ式のタイプで中には活性炭が入ってまして1週間程度なら能力的(水質)には合格ラインでしょうか・・
ですがカメの場合、非常に水を汚しますのでエサを与えた後などではすぐに(1日)カートリッジのウールマットが詰ります。
その場合、活性炭はまだ効果があるかと思い水道でバシャバシャと汚れを洗い再び使用して1週間で交換しています。
これは、正直なところ面倒です。(ランニングコスト的にも買いに行く手間も)
そこで、子供達が飼っている金魚や熱帯魚、エビ水槽などで行っている下の画像のような「外掛けフィルターの改良?」がカメの飼育に有効なのか?・・・を実験します。
上の画像で黄色く囲った部分はカートリッジを少し手直しして「仕切り板」の役目に、濾材は外掛けフィルターの中に詰め込みます。 まず、この仕切り板の作り方を簡単に説明します。
まず、使用済みのカートリッジからウールマット、活性炭を捨てる。(下の画像のように真ん中のクリップを外せば簡単にとれます)
で、用意するものは下敷きやクリアファイルなど(プラ板なら何でもOK)と結束バンド、ハサミ。
プラ板をカートリッジの外枠に合わせて切ります。カートリッジの真ん中に走る部分もカット。(ハサミで切れます)
適当な大きさにプラ板を切断したら、下の部分だけ斜めにカット。
斜めに切断した隙間を水が通ります。(下図は横から見たイメージ)
最後に、結束バンドでギュッと縛れば「仕切り板」は完成。(ネタ用に加工してますから手抜きが目立ちますネ^^;)
あとは、お好みにあわせて好きな濾材を(我が家ではリング状のもの)フィルターに入れればOK
まぁ、初めから結果は予測できたワケですがカメの飼育(甲長で13センチ程度)に、この程度の濾過器じゃ「生物濾過」など望めるハズもなく、何とか1週間くらい「物理濾過」としてメンテナンス無しに働いてくれれば・・・と。(濾過についての考察はコチラ)
結果は・・・・
全く役立たず(笑)
1週間程度なら何とか「物理濾過」的な役割を果たしますが、ウンチやエサの残りなどが濾材に「こべり付き」、フィルターから濾材を出して洗わないと使えません^^; 余計に手間がかかった・・
普通に使用した方が活性炭(吸着濾過)の作用もあり、よほど役に立ちます。。
結局、外掛けフィルターは普通に使用して「お買い得」な活性炭をカメが袋を破らない(破られてヒドイ目にあった)場所に併設して「水質」を1週間程度保って水換えする方法に落ち着きました。
子供達の熱帯魚水槽(45センチ・過密気味)では有効なんですが、やはりカメには通用しませんね。(さて水換え^^)
じゃあ、どんな濾過器なら良いの?と言うはなしになると・・・・
大きい・強力な能力(濾過層)のあるモノ・・としか言いようがありません。
今回の結論としては、濾過器つけてるからダイジョウブ・・と簡単に考えるのはマズイ・・と思う。。