今日は「ハードボイルド調」で行くか・・・

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薄暗い部屋に朝日が差し込む。
マルは目覚めると何時ものようにジッポで火をつける。
遅れて携帯が鳴る。
マルは手馴れた手つきでアラームを切ると立ち上がりカーテンを開ける。
昨日は何がいけなかったのか・・
外を眺めながら一瞬脳裏を横切る昨日の出来事を思い出す。
マルは紫煙に煙る部屋を出た。

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愛車?に乗り込みエンジンをかける。
コイツとは既に5年の付き合いだが、未だ故障は皆無の頼れる相棒。
何時ものエキゾースト音を聞くとマルは強引にアクセルを噴かす。
こうしてやるとコイツは落ち着く。

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何がマズかったのか・・・
マルは見慣れた風景には目をくれず思案する。
ダッシュボード付近で何時もの缶コーヒーが揺れると彼は一挙にソレを飲み干し再び思案に戻る。

ギュルルルル・・・

何時もの現象にマルは苦笑すると愛車のアクセルを踏み込む。
彼は見事なステアリング捌きで先行車を抜き去ることに専念する。
マルの胸中には既に昨日の出来事は過去のモノとなり消え去る。
抜き去られた車と同じように・・

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見事なカウンターでカーブを曲がると目標が見えてくる。

だが、ここで彼の顔は曇る。
前方の信号は黄色。
マルは躊躇することなくアクセルを踏み込む。
愛車は咆哮をあげフル加速する。
○○馬力の「G」に耐えながらマルの表情は険しくなる。

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マルの額からは汗が滴り落ちるが彼は車内のエアコンを付けるコトはしない。
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多分、昨日のアレだな・・マルは毎度の後悔に襲われつつ目標に向かう。
今や彼の表情は「鬼の形相」だ。

冷えた・・・腹が・・・ビールで・・・

マルは腹を押さえヨチヨチ歩きで小走りと言う奇妙かつ器用なスタイルで扉に向かう。

セーフ!!

仮にクローズなんて表示なら怒声と共にドアをぶち破るくらいのケリを見舞うワケだ。

マルは、おもむろに・・ズボ○を「ズリ下げ」・・・・

「★X○▲!!!」(一部不適切な音声を伏せます)

彼は救われた・・・今日も・・・かろうじで・・

グッモーニン!!

彼の表情に爽やかな笑顔が戻った。

このスリルがたまらん!!!・・・と思う。

デメタシデメタシ・・・

ちなみに過去・・一度だけ敗北したコトを知るモノはいない・・
知られた日にゃ・・・社会的信用は・・・

今更、消えるコトもなかろう・・ハッハッハ・・・